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開催報告【第70回 ロジかわ会】ロジきき講座2〜初対面でも親しくなれる質問術〜

8月27日は第70回『ロジかわ会』。

先月からまたあらたなテーマ「ロジきき講座」で3回にわたってお届けしています。
第2回目のテーマは「初対面でも親しくなれる質問術」です。

初対面……あなたは緊張するタイプですか?

実は私、初対面はあまり緊張しないんです。
なんでだろう? って考えてみると、そうですね……
「どんな人かわからない」からかなぁ。

基本、無邪気に質問しに行っちゃいます。

ただ、私が緊張しないタイプかというと、そんなことはまったくなく、
めちゃくちゃ緊張しぃです。

それがどんなシーンかというと、数回会った相手です。
そして、私に興味ないであろう相手。

これはめっちゃ緊張しますね。。

さて、今回は「初対面」の話。そうです。
ただね、かなり私の緊張も解けたんです。

もはや、初対面だろうが、数回目だろうが、
大切なことは変わらないんですよね。

その全貌はぜひレポートをご覧ください。

ということで、

まずはおなじみのアイスブレイクからいってみましょう!

【1】今年に入って、初対面の人と話す機会はありましたか?(どんな場所で出会う?) 【2】過去、初対面の人と気まずい雰囲気になったことはありますか?(失敗談や気まずくくなったときの共通点などなんでもぜひ!)

【1】今年に入って、初対面の人と話す機会はありましたか?(どんな場所で出会う?) 

職場ではあまり初対面がないので、主にコミュニティで考えました。
うーん、オンラインも含めたら30人くらい?

みなさんのを聞いてみると、新規採用や研修、結婚式や趣味のヨガなんて話もあり、
いろんなシーンがあって面白いなぁ、と感じましたね。

20人くらいの人が多かったかな。

【2】過去、初対面の人と気まずい雰囲気になったことはありますか?(失敗談や気まずくくなったときの共通点などなんでもぜひ!)

うーん、これはすぐには出てこなかったのですが、あまり自己開示したくない相手のとき、気まずくなるかも。

私は質問をけっこうしちゃう方なので、相手がそっけない感じだと、質問するのを迷うし、
かといって自分の話をするのもなぁ、と困る。

ここですごいのが、ロジかわのみなさん、「あまりないなぁ」が多くて。
たしかに、みなさん「お話し上手」なイメージ。

初対面の人と会話が途切れる理由を考えてみよう

・話題に興味がない

・聞かれたくない質問をしたかもしれないとき

・双方警戒しているとき

・自己開示をしたくない人のとき

・盛り上げようと自分の話ばかりする

・結論をはやく知りたい人(話を遮り「それってこういうこと?」とオチを先に言う。途中で自分の意見を言う

・人見知りな性格でうまく話せないと会話に消極的

あるある、ですが、無自覚なことも多い気がします。
あと、がんばって空回りとか……なんか切ないです。

でも、これを聞いて私は安心したんです。

ずばり、【目的】が大事。

ーーーーー

・今後、関係構築をしたいか

・その場の気まずい空気をなくしたいか

・別に途切れてもそれっきりでいいので問題ないか

ーーーーー

そう、どんな場面でもがんばる必要はないんです。
今後、どんな関係を築きたいのか。途切れてもいいなら問題ないわけだし。

そして何をもって気まずい空気とするのかも考えさせられました。
私は沈黙に耐えられないタイプなので、なんとか会話をしたくなっちゃうのですが、
相手がそうではなければ、黙る勇気も大切。
【沈黙=気まずい】という等式は自分の思い込みかもしれません。

質問も事前準備が大切

プレゼンをする、なんてときは事前準備するのがあたり前。
バッチリ準備をしたときの安心感ってやっぱりありますよね。

普通に考えたら、日常会話に事前準備はしませんが、
ニガテ意識があるなら準備をするだけで、安心感は変わるはず。

とくに、初対面は緊張感倍増という人が多いですよね。(たぶん)

私は冒頭でお話ししたとおり、緊張しちゃう人は数回会った人だったりしますが、
それこそ、事前準備が万全にできるはずなので、ラッキーと思えました。

さて、今回は初対面での場面を想定して、「質問」を考えてみますよ。

1)今いる環境から探す

職場や同じコミュニティから。
共通点を認識したり、共通点探しをすることで関係構築ができる。

2)周囲にあるものから探す

「(近くの)○○の定食屋さん、行ったことありますか?」

「花火(お祭り)とかどこかいかれましたか?」

身近な話題がいいですよね。

3)NGな質問をおさえておく

・宗教や政治の質問

・容姿にまつわる質問

・年齢にまつわる質問

・子どもや住んでる場所の詳細

年齢はダイレクトに訊かなくても、「初めて買ったCDはなんですか?」なんかは
遠回しに訊いてる感があり、不快な人もいるそうなので要注意!笑

これらの質問は、関係ができてからは、むしろ深い仲になれる話題かもしれません。
ただ、初対面では繊細な方もいるので、極力避けたほうがよいということですね。

わたし個人的には、上記どの質問もまったく抵抗がないので、
お会いして深くなりたいと思ってくださった際には、どうぞご質問ください。笑

ワーク1:今後、自分が初対面の人に会いやすいシーンを想定して質問を考えてみよう! シーン毎に3つ質問を考えてみよう!

【手順】

〈1〉どんな状況で初対面の人と会うか考える

例)

1)【職場ー社内】(新入社員、転職者、部署異動)

2)【職場ー社外】(お客さま、発注企業、パートナー)

〈2〉さらに分解してどんな人と会うのか
(年代、性別、事前にわかる情報)

〈3〉そのシーンとターゲット毎に質問を3つ考えてみよう

ーーーーーーーーーー

私は上記もしましたが、職場では初対面の機会があまりないので、
コミュティで考えました。

1)【コミュニティー運営側】

2)【コミュニティー参加側】

大きく2つかなぁ。
年齢等は20代〜60代と幅広。

というところで、こんな質問を書き出しました。

ーーーーーー

・参加したきっかけは何ですか?(共通)

・どんなお仕事をされていますか?(共通)

・いつから所属しているんですか?(参加側)

・誰とつながっているんですか?(共通)

ーーーーーー

うーん、なかなか出てこなくて自分でもびっくり。笑

ここでみなさんとシェアタイム。
よかった、ぜひ参考にさせてくださいませ!!
(ちょこっとご紹介)

●職場ープロジェクト

・プロジェクトに参加した経緯

・立候補? 他薦?

●趣味ーヨガ

・運動は普段からしてる?

・どこか身体で痛いところはある?

ほかにも、

・流行っていることを話題にする

・今日、昨日のニュースを話題にする

など、どんなシーンでも伝えそうな質問もありましたね。
これは使えそうです。
(流行りには疎いので、こちらはお手上げですが……)

シーン別質問。ポイントをおさえよう!

【職場】

●ポイント!:公私をしっかり分けたいと考えている人もいるので、最初は適度な距離感も大事

●質問例)通勤時間、通勤方法、部署のこと、飲食(職場周辺のお店の話など)

【飲み会】

●ポイント!:無理に話題探しをしなくてもまずは目の前にあるお酒から広げていく

●質問例)

・何飲んでる?

・何杯?

・お酒は強い?

・好きなお酒は?

お酒に興味がない人もいると思うので、そういう場合は料理の話でもいいですね!
茶道では茶碗を鑑賞したりしますが、お皿やグラスの話なんかも面白いかもしれません。

【質問に正解はない】
→ 質問をしながら相手をよくみて、質問のレベルも変えていこう!

共感の仕方にも注意が必要!

「共感」をされると誰もがうれしいと感じる。
というのが通例のような気がしますが、実は共感はとっても危うい側面があります。

無意識に「否定」してしまうことがあるんですね。

たとえば、「私はランニング月間100キロ目標にして走ってるんです」と聞いたとき、
どう反応しますか?

「すごいですね!」

「100キロもよく走れますね」

「私は200キロやってます」

「大変ですよね」

どうでしょうか?
誰にでもOKなのは「すごいですね!」ですかね?
これすら、「いやすごくないし、あたり前だし」という人には、うれしい共感にはなりませんよね。

これが考えてみるとけっこうムズイなぁと感じますね。
自分ならどんな反応がいいか……を考えてみました。

●私「私はランニング月間100キロ目標にして走ってるんです」

●相手「へぇ〜何か目的はあるんですか?」or「へぇ〜身体動かすのが好きなんですか?」or「へぇ〜いつから続けているんですか?」

はい、なぜか「へぇ〜」からスタートしていますが、気づいたのは「私に興味を持ってくれていそう」ということでしょうか。

100キロ走ることへの感想や意見よりも、重ねて質問してきてくれるとうれしいかな。

暗示質問に気をつけろ!

暗示質問とは、【先入観 + クローズドクエスチョンで質問】すること。

・残業は大変ですよね?

・ワーママって時間ないですよね……

・この講座、楽しかったでしょう?

「はい」と言わせるような暗示になっているんですよね。

なつみ先生のお話でとてもわかりやすかったのが、「子どもが転んだとき」

「痛いね」と先に口に出してしまうと、「転んだら痛い」という暗示がかかってしまう。
自身の感情を感じきる前に、言葉にしてしまうのは危ういということなんです。

子どもが自ら「痛いよぉ」と言ったら、「そうか痛いんだね」と受け止める。

この順番がとっても大切なんですね。

子どもに限らず、目の前の相手の感情を勝手に奪わないよう気をつけます!

ワーク2:普段気をつけていること。言われてうれしかった質問。初対面からぐっと仲良くなったときを分解すると、どんな会話を心がけていたからなのか。振り返ってみよう!

●普段気をつけていること

・自分から声をかける

●言われてうれしかったこと

・PAGメルマガいつも楽しみにしています

・連載読んでました

→ 初対面なのに、私のことを知ってくれている

●初対面からぐっと仲良くなれたとき

・日本酒が好きと話したら、美味しいお店を教えてくれて一緒に行く日程まで決めてくれた

→ 正直、社交辞令かな? と思ったけれど、すぐに日程候補をくれたのが驚き&うれしかった。それからとっても仲良くなりました

みなさんはどうでしょうか?

・自らいけないので、話しかけてくれる人がいると安心する

・「はじめまして」積極的にいく(リアルなら名刺交換を何人する等の目標を立てる

・興味を持ってくれているのが伝わるとうれしい

・敵意がないとわかったとき

・こだわりに気づいてくれるとうれしい

「こだわりに気づいてくれる」これはなるほど!! ですね。
誰もが気づくとは限らない。
しかも「こだわり」だから相当語れる分野ということ。

これからは「何にこだわっているのか」という視点で目の前の人を観察してみようかな。

そして最後にひとつ、
みなさんとシェアしてとってもいいなぁ、と思ったのが、
名乗るときに「○○の菅沙絵です」とキャッチを入れるってこと。

なつみ先生なら、「ロジかわ会の代表してる山本なつみです」という感じですね。
すると、ほぼ100%の確率で「ロジかわ会って何ですか?」と質問してもらえる。

訊いてほしい質問をしてもらえる伏線になるわけです。
これはいいですよね。

私もシーン別に興味を持ってほしい○○を考えてみようと思います!

次回のご案内

ロジきき講座、全3回コース(web開催)の最終回です。
次回は、「初対面でも親しくなれる質問術」。
単発でもわかる内容となっていますので、ぜひご参加くださいね。

■ 2022年9月10日(土)10:30~12:00

お申込み方法:ロジかわ会HPより↓↓
http://logikawa.jp/day/

(文責:菅 沙絵)

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