11月19日は第73回『ロジかわ会』。
先月から新しいテーマ、リクエストが多かった「ロジかわ流〜情報整理力をつけよう〜」でお届けしていますが、
2回目のテーマは?
「上手な情報整理のコツ」です。
普段から「整理」にはニガテ意識しかない私にとって、ありがたすぎるテーマなんですが、
正直「コツ」を聞いたところで、本当に私にもできるの? という気持ちが拭えないままスタート。
結果……ロジかわのスタンスをあらためて思い知ることに。
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・ふだん使いできる
・ワーク中(この時間)にやっちゃう
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小難しい知識を詰め込むわけではなく、「あなたの日常にどうぞ」。
ぜひやってみてくださいではなく、「いまやっちゃいましょう」。
そうそう、ロジかわのコンセプトがこれでした。
90分という時間でこれだけ生産性のある時間もなかなかない。
さて、詳細はぜひ続きのレポートをご覧いただくとして、
まずはおなじみのアイスブレイクからいってみましょう!
これまで読んだ本・映画の中で、参考になったもの、好きなもの、好きなシーン/言葉、ときめいたもの……どれくらいありますか?
●本の切り口
雑誌/コミック/文庫/新書/単行本
●映画の切り口
アクション/SF/アドベンチャー/ファンタジー/ホラー/サスペンス/ミステリー/ラブストーリー/ファミリー/ミュージカル
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ざっくりでよいと言われましたが、「えぇーーーーーどうだろう??」という若干困惑のスタートから、
大好きなセリフとか昔は冊子にしてまとめていたこともあり、たくさん出るはず!! という論拠から、
えっとロジカルに考えると……という思考からの結論。
300!!
いちおう解説しますと、
好きなドラマ・映画・小説は本当にたくさんあるので、各10作品はある。
さらに、その好きな作品の中には、好きなシーンセリフが10はある(はず)。
よって、【10×10×3=300】。
みなさんは、50~60という方が多くて、それを目にすると、たしかに今すぐに全部は出てこないな……なんて思ったり。
という中で次のお題がこうきましたか!
その中で、ロジかわ女子(参加者)の誰かにおすすめするものを選び、キーワード・セリフ・一文を引用と引用元を教えてください!
そう、ここでその300個の中からおすすめを出してください、というのです。
あらあら、300個もあるならすぐにでてくるはずなのですが、また混乱。
ロジかわ女子におすすめする……って何がいいんだろう?
無情にも時間はすぎていくので、もう思い浮かんだのからとりあえずメモ。
「やってみた? やってみようよ」(ドラマ「オレンジデイズ」by.櫂くん)これはいつも真っ先に降りてくる言葉。
大好きなシーン&セリフで、リトル沙絵にいつも言わせてるセリフでもあるんだけど、やっぱり前後のストーリーがわからないとたぶん響かないよね。
「そこに愛はあるのかい?」(ドラマ「ひとつ屋根の下」by.あんちゃん)これもしょっちゅう降りてくる言葉。迷ったときに立ち返る言葉で大切にしているけれど、王道すぎて書くのに躊躇するな。
「愛とは許すこと」(小説「ひつじが丘」by.三浦綾子)これは人生で一番大切にしていることかもしれない。ちょっと唐突すぎる?
とまぁ、こんな感じでためらいながらも3つ書いてみました。
他の方は……
「勝つためには最善に近づくことしかない」by.藤井聡太先生
「全部うまくいく」by.漫画キングダム
おぉ、なるほど。
名言ですな。
ふと思いましたが、「言葉」ってやっぱりその人の状況・受け取るタイミングで、重さもインパクトもぜんぜん違ってくる。
私にとって「やってみた? やってみようよ」がいまだに大切な言葉として刻まれているのは、まだまだ殻を破りきれていない自分がいるからだな、と感じます。だからリトル沙絵がよく登場する。
逆に、ガンガンやりたいことに飛び込めるタイプの人にとっては名言にはならないんだろう。
いつか、この言葉を手放すときもくるのかな。
(ってまた長くなっちゃう……)
はい、いよいよ本題です!!
情報整理とは?
●仕事
インプットした情報をまとめて整理し、その後自分自身、他の社員も活用しやすい形にしておく能力。
例)名刺情報
→ 整理できれば資産になる
脳のメカニズム
●エビングハウスの忘却曲線
・20分後42%忘れる
・60分後56%忘れる
・1日後74%忘れる
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エビングハウスの忘却曲線は有名な話ですが、じゃあなんで忘れるの?
そう考えてみたとき、「なるほどな」と思ったのがこれ。
「そもそも記憶していない?」
記憶って、意識的に行わないとできないものだと、常々感じていたりします。
なんとなく聞いたことがある系のワードたち、実際口にしようとするとたいがい言えない現象が私には多発しておりまして。
あとは、「新しい情報を処理するため」に過去の記憶が消されていくというのもありますね。
じゃあ、記憶を定着させるにはどうしたらいいの?
【インパクト×回数】
反復ですね。完全に忘れる前に復習です。
(以前なにかの本で読んだのですが、忘れそう……なタイミングで記憶すると、脳が「重要な情報」と認識し、定着しやすいのだとか)
ではここから実際ワークで整理していきましょう!
ワーク1:現状把握〜今、情報整理しているものは何がある?〜
●When(いつ)・Where(どこ)・What(何)・How(どのように)
この切り口で、書き出してみます。
【1:読書会の整理】
読書会準備(When)のために、Kindle(Where)に、引用箇所(What)を、マーカー(How)をする。
【2:タスクの整理】
毎日(When)、Facebookグループ「タスクマラソン」(Where)に、毎日のタスク(What)を、箇条書き(How)する。
【3:気持ちの整理】
毎日(When)、お気に入りのノート(Where)に、その日の気持ち(What)を、思うがまま(How)に綴る。
こんな感じ。
冒頭で告白したとおり、整理がニガテなので、「整理してます!」みたいなのないなぁ……と思っていたんですが、考えてみると、ささやかですがこんなことは整理していましたね。
ワーク2:実際にどんな情報を整理したいか考えて、整理してみよう!
ここからはグループワーク。
流れはこんな感じ。
1)グループでどんな情報を整理したいか決める
2)整理後のイメージを決める
3)各自調べる
4)グループでまとめる
5)発表の仕方を考える
6)発表
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まず、どんな情報を整理したいか? 各々発散した後、グループで相談。
今回決まったテーマは【献立(レシピ)の整理】でした。
毎日食事は必ずとるもの。だからこそ、献立を考えるのが一苦労。
これはロジかわ女子共通の悩みでした。
ただ、既婚・独身・お子さん有無等、生活スタイルはバラバラなので、目的は各自で決めることに。
そして、各々発表、という流れになりました。
では私の発表内容をご紹介。
●目的:友人をおもてなしするときの料理で人気があったものを整理したい
●方法:Googleドキュメントで整理
(クックパッドのレシピ活用することが多い。リピートしてるレシピはいちいち検索する必要がないようにまとめる)
●論拠:Googleドキュメントはいつでもどこでも見れるから
●分類:「クックパッドレシピ」・「家のレシピ本」/「主菜」・「副菜」・「タレ」
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これを実際に7分間でやってみたわけですが……
びっくりするくらい進みました。
私は、「レシピそのまま活用せずに、タレは別のレシピを使う」ということをしたりするのですが、
まぁこの性格ですから、毎回調べているんですね。
すると、「あれ? これだっけ? いや、違うなぁ」みたいなことも起きたりして、
思いのほか時間がかかっちゃったりね。
まとめておいた方が効率的だということは、潜在的にはわかっています。
でも毎回、その時間を惜しみ、「実際に使うときに調べたほうが効率的」という暗示をかけてきたわけです。
でも今回、なつみ先生がワークの中で7分という時間をとってくれた。
(これ、あとでやってみてくださいね、ならたぶんやらない。。)
この7分、とにかく集中してやりましたよ。
過去の「あれ? どれだっけ?」を必死に検索検索……
結果、4つのレシピをピックアップ。
なんだかそれを眺めるだけで、「わ〜すごいじゃん」と自己肯定感が異様に上がったりなんかして。
なんでも取っ掛かりが大切ですね。
他の方もこの短時間で、一週間分の献立を手書きの表にして埋めていたり、「頑張りすぎない」をテーマにする大切さに気づいたり。
アプリに・紙に、使いやすいツールも生活スタイルでこんなに変わるんだ、というのも面白い発見でした。
やっぱり「頑張りすぎない・無理しすぎない」は共通のテーマかな。
毎日のことだからこそ、それを根底にしたうえで、自分に合ったツールで楽しみながら献立を考えていきたいですね。
次回のご案内
「ロジかわ流〜情報整理力をつけよう〜」講座、全3回コース(web開催)の3回目。
次回は、「情報共有・活用について」です。
単発でもわかる内容となっていますので、ぜひご参加くださいね。
■ 2022年12月17日(土)10:30~12:00
お申込み方法:ロジかわ会HPより↓↓
http://logikawa.jp/day/
(文責:菅 沙絵)