1月20日は第87回『ロジかわ会』。
2024年初回のテーマは!?
「ロジかわ流〜ソーシャルスキル・トレーニング講座~」です。
ソーシャルスキルとは
【社会の中で普通に他人と交わり、共に生活していくために必要な能力のこと】。
社会技能・ライフスキルとも言われますが、みなさんご自身を振り返るといかがでしょうか?
漠然と、「ない方ではない」という自己認知をしている菅沙絵ですが、
果たしでどうなんでしょうか。
それではさっそく、アイスブレイクからいってみましょう!
1)職場でAさんにランチにいこう(外)と誘われました。承諾をした後に、Bさんにもランチに誘われました。Bさんにどのように回答しますか?
●沙絵A
→ 基本的には「Aさんとランチ行くから一緒に行く?」という流れ。
(個別に相談したいことがある、とか理由があれば別)
これが他の方も同じで、みなさんジョイン案でした。
それでは、ソーシャルスキルについて見ていきましょう。
ソーシャルスキルの定義
ソーシャルスキルとは、社会の中で他者と関係を築いたり、他者と関わり合いながら日常生活を円滑に営んだりするために必要な、人間関係における知識や技術のこと。
ソーシャルスキルがあると、その場の空気に適した伝え方で自分の考えを主張することができる。
WHO(世界保健機関)では、ソーシャルスキルには、
意思決定能力、問題解決能力、効果的なコミュニケーション能力、対人関係スキル、自己意識、共感などが含まれると定義。
6つに分類〜筑波大学大学院教授の相川充氏が提唱した尺度〜
1)関係開始
・相手とすぐに打ち解けられる
・誰とでも仲良くなれる
・知らない人とも会話を始められる
・気軽に挨拶ができる
2)解読
・表情や仕草で相手の思っていることがわかる
・顔つきから相手の感情を読み取れる
・自分の言葉が相手にどのように受け取られたか察しがつく
3)主張性
・不愉快な思いをさせられたときにははっきりと苦情を言う
・どんなに親しい人に頼まれてもやりたくないことははっきりと断る
4)感情統制
・感情をあまり面に表さないでいられる
・自分の感情をコントロールすることができる
5)関係維持
・相手の立場を考えて行動する
・その場にあった行動が取れる
・相手の話を真面目な態度で聞くことができる
6)記号
・表情が豊かである
・身振り手振りを交えて話すことができる
・こういったを持ったらそれを素直に表現できる
みなさん、いかがでしょうか?
「解読しすぎると、主張ができなくなる可能性がある」となつみ先生がおっしゃっていましたが、
まさに私はその傾向があるな、と感じています。
ただ、どこまで行っても「本音」はわからないわけですから、自分の気持ちを「出す」ことを一番大切にしたい、しようと今は決めています。
ワーク1:今日は定時後に知人との約束があります。残業しないように計画を立てて仕事をしていました。しかし、定時30分前に……
定時30分前に「明日までに提出しないといけない会議資料の作成が終わらないの。手伝ってくれない?」と同僚のAさんからお願いがありました。
できれば断りたいですが、あなたならなんと回答しますか?
●沙絵A
→ 「そうか、私は今日約束があって定時で上がりたいんだけど、“明日まで”って具体的にいつまでなんだろう、明朝早く来て手伝うのでは間に合わないかなぁ?
あと、具体的に何手伝ったらいい?(あと30分で終わるのか確認したい)」
真っ先に思ったことは、「今日は30分しか手伝えないけれど、なんとかしたい」ということ。
予定をずらすことはしないですが、その中でもできる限りの案を提示したいという気持ちです。
他の方はいかがでしょうか?
1)申し訳ないですが、どうしてもこの後、用事があるので、お手伝いができないんです
2)ごめんねー、今日、約束があって。。。●●時には退社したいのだけど、あとどれくらい残ってるの?
3)それは大変だね。今日、私は用事があって定時で帰らないといけないけど、30分だけ手伝わせて
なるほど、みなさん微妙に違いますね。
この後、それぞれ言われたら(実際口に出して言ってもらう)「どう感じるか?」というのをシェアしたのですが、私はこんな感じでした。
1)「どうしても」というところで、こちらも納得感があるし、申し訳なさがとても伝わってきた。
2)「どのくらい残ってるの?」と訊いてくれることで、気にかけてくれていることが伝わってきたのは嬉しかった。
ただこの後、「手伝ってくれるのか?」と少し期待しちゃうかな、と感じたので、この後の対応も気になった。
3)「大変だね」寄り添いから入ってくれていて優しさを感じた。今自分ができる精一杯を出してくれて、30分だけでも優先してくれるのはありがたいと感じた。
みなさんの回答を受けての私の最大の気づき。
それは、「謝罪する気持ちがなかった」ということ。
同僚に頼まれた瞬間の私の気持ちは、「よし、どうするか考えよう」でした。
情報も足りなかったし、まだ「できない」とも限らないので、まずは情報収集。
最終的に私が協力できないことがわかったときに「ごめんね」が出るな、というのはみなさんの回答から得た大きな気づきです。
ワーク2:もしも、あなたがAさんの立場だったら、どのようにお願いをしますか?
※実はAさんも定時1時間後に予定があり早く帰りたいと思っていました。急に上司から仕事を振られ困っていました。
こちらはみんなで話しあって、一つの回答を出しました。
最終的には、「上司に相談しに行く」という結果に。
どうしようもないことを悩んでいても仕方ないですからね。
「明日の午前中まででいいよ」となるかもしれないし、「じゃあ自分でやるよ」と言ってくれるかもしれない。
自分一人で抱え込まないためにも、「ソーシャルスキル」って大切なんだな、と思わされました。
これは「スキルなので誰でも身につけられる」となつみ先生は言います。
私は今回、自身を振り返ったとき「初対面には無邪気に行けるけれど、相手に壁を感じると一気に行けなくなる」という気づきがありました。(距離のつめ方)
そのことをあまりプラスには捉えられていませんでしたが、実は、「誰にでも同じようには接することができない」というだけで、特段悪いことではないし、これはごくごく自然なことなのかもしれない。
自身のことを理解できたら、あとは自身の理想に向けてスキルを磨くだけ。
あと2回の講座も楽しみたいと思います。
次回のご案内
次回のテーマは未定ですが、ふだん使いのできるロジカルシンキングがテーマのロジかわ会。
単発でもわかる内容となっていますので、ぜひご参加くださいね。
■ 2024年2月17日(土)10:30~12:00
お申込み方法:ロジかわ会HPより↓↓
https://logikawa.jp/day/
(文責:菅 沙絵)