昨日は第38回ロジかわ会。(夜の定例会)
定例会では、【ロジカル×○○】で各分野のプロフェッショナルな方に
講師として登壇いただいています。
今回のテーマは「ロジカル×女性のシューケア」。
講師は、ロジかわ会事務局でもある川瀬智子さん。
普段は、通信キャリア系システム子会社で技術者をしている智子さんですが、
社会人になってからずっと靴に苦労してきたそう。
そんな中で、自然とノウハウを蓄積してきた「女性のシューケア」をテーマに
『ロジかわ女子10のクエスチョン』の演習を交えながら解説いただきました。
テーマ「ロジカル×女性のシューケア」
初めは恒例のアイスブレイクから。
突然ですが……
「あなたは靴磨きをしますか?」
抽象的か/具体的か
・靴磨きをする人
→ When いつ、What どこで、How many 何足くらい
・靴磨きをしない人
→ Why なぜ
1分間で、具体的に書き出します。
私は、この問いを受けて「ドキリ」とした人間なので……
靴磨きしない人です……。
具体的理由としては、
・そもそも革靴を普段履かない(内勤なので)
・比較的すぐ買い換えるので
・面倒くさい
とまぁ、あまり告白したくないけれど、正直なところはこんな感じです……
シューケアを意識しない人生だったことは言うまでもないですが、
たった1時間の知識で、私の意識は様変わり。
初心者にもわかりやすい、日々のお手入れからどうぞ。
日々のお手入れの仕方 〜その1〜
1)履いた後のケア
・すぐに下駄箱にしまわない(1晩は玄関に置いて乾かす)
・除菌スプレーをかける
・たまに重曹を入れて1日置き、重曹を捨てる
2)毎日は履かない(1日おき)
3)雨用の靴を作る
・雨用以外は濡らさない
4)下駄箱のケア
・たまに換気
・下駄箱用の除湿・脱臭剤
どうですか? できていますか?
私は毎日履いていたり、雨の日用の靴なんて考えたこともなく……
あと、重曹は驚きでしたが、消臭効果があるみたい。
それも、そのまま入れちゃってOKだそう。
●シューキーパーについて
《効果》
・型崩れ防止(横に広がらない・シワにならない)
・除湿・消臭(木製のみ)
《いつ入れる?》
・脱いですぐではなく、翌日の朝
《種類》
・ヒール用にはバネで伸びる仕様のものもある
▲木製
▲バネで伸びる仕様&シューケアグッズ
へぇ〜、だいぶ靴磨きについて知った気になったところで、
ワークです。
「靴磨きの”利点”を発散してみよう!」
発散か/収束か
●発散
・気持ちが上がる
・清潔に保てる
・靴が長持ちする
・周りの評価が上がる
・玄関を綺麗にする
・掃除が好きになる
・気持ちが引き締まる
私がざっと書き出したのはこんな感じ。
他にも、
・靴への愛着がわく
・高い靴を買うのが怖くなくなる
なんて意見もありました。
次の収束にあたっては、智子先生が切り口をくださいました。
●収束
1)自分以外の人から良くみてもらえる
2)自分の気持ちが上がる
3)機能的
発散したものをこれらに収束させてみると、
なかなか面白い傾向がみられました。
私は、2)自分の気持ちが上がる が大半だったので、
自分がモチベーションが上がらないとできません。
智子先生も、「自分がはどこにモチベーションがある?」
ということを明確にすると、「面倒だなぁ……」と思っていたことも、
できると言います。
私は自分自身を「ズボラ」と思うことが多いのですが、
靴磨きが習慣化したら、そんな自己認識がガラリと変わる気がしています。
それはきっと、とてつもなく大きなことで、
だから私のモチベーションは「自分をステキ女子と肯定できるようになる」
にあるのかもしれません。
(大げさですが……)
こうして靴磨きのこと、それを行なって自分が変化すること、
それをしっかり知った上で、さらなるお手入れの仕方を学びます。
日々のお手入れの仕方 〜その2〜
1)馬毛ブラシでホコリや土を落とす
・汚れ落とし(履いたら毎回ブラッシング)
2)クリーナーで汚れを落とす
・汚れ落とし(古いTシャツなどにクリーナーをつけて)
3)靴クリームを塗る
・栄養補給(缶入りではなく、ビンまたはチューブ入りのものを)
4)豚毛ブラシで磨く
・表面を綺麗に(このブラッシングで艶がでる。一番の快感ポイント)
5)クロスでツヤを出す
・表面を綺麗に(女性の靴は男性の靴ほど艶々ににはならない)
6)防水スプレーで防水
・膜を張る(防水だけでなく汚れにくくなる)
※革がスプレーを吸収しなくなるまで繰り返す!
防水スプレーに関して、革がスプレーを吸収しなくなるまで繰り返す、
これは目から鱗。
新品の革靴だと、スプレー1本を4,5足で使い切ってしまうそうです。
バッグや革小物も同様らしいので、ぜひお試しください。
シューケアについては、だいぶ知識を得られたところで、
今度は靴を選ぶときに重要な自分の足について。
靴を選ぶときって、「サイズが何センチか?」以外、
考えてみたことがありませんでした。
だから自分の足のついての情報も、23,5cm or 24cm しかない。
でもそれで購入しても、きつくて足が痛くなったり、
逆に履いていたら広がってパコパコ脱げるようになってしまったり。
こんな経験、みなさんも一度はあるのでは?
自分の足を知ろう
思い込みか/事実か
【足囲とは?】
基本的に親指の付け根の骨が出っ張ったところと、小指の骨が出っ張ったところを通って一周ぐるりと測った寸法が足囲
同じ足囲でも、幅と厚みはさまざま。
ゆえに、上から見た印象だけだと”思い込み”ということもあるから要注意!
【足の形と合う靴の形】
・エジプト型・・・ラウンド、オブリーク
(親指がいちばん長い、日本人に多い)
・ギリシャ型・・・ポインテット
(人指し指がいちばん長い)
・スクエア型・・・スクエア
(指の長さが同じ)
まずは、自分の足を観察してみましょう!
足が楽なデザインを知ろう
【外反母趾対策】
・トゥポイントが真ん中寄りではなく、親指側にあることが大事
【プレーンよりストラップ】
・足を支えるためのストラップや、甲まで革があるデザイン
※ヒールが高くても、デザイン性がある方が楽なことも!
試着をしよう
【両足で歩く】
・足の左右は違う
【カカトを合わせる】
・靴べらを使って履く(靴べらを使わずに履けるのはゆるい可能性が)
・カカトをトントンして、カカトを合わせる
・片足ずつ、つま先立ちする(カカトが抜けるのはNG)
【たくさん歩く】
・道を歩くときと同じように、大股で
・歩き終わったときに、カカトに隙間ができているのはNG
・靴の中で足が動くのもNG
【つま先のゆとり】
・つま先から1cmほどのゆとり(つま先が当たるのはNG)
【親指・小指の付け根の位置】
・足囲と靴の一番幅広のところが合っているか(靴がしなやかに曲がる箇所)
お店で試着をするときは、なんとなーく遠慮がちでしたが、
あまり気にする必要はなさそうです。
むしろ、後悔しないよう、しっかりお店で靴と向き合いましょう。
ここまできたら……
靴磨き、やるの? やらないの??
靴磨きプロジェクト
タスクか/プロジェクトか
手帳に「靴磨き」というタスクを書き込めるように、
「靴磨きをする」プロジェクトをタスク分解。
・智子先生の紹介してくれたWebサイトを見に行く
・Webサイトで気に入ったものがあれば購入する
・Webサイトで迷ったらMrミニッツへ行く
・購入できたら磨く靴を決める
・靴磨きの動画を見る
・いつ靴磨きをするか決める
こんな感じですかね。
ここまでやれば、どんなにズボラなあなたでも、いや、私でも、
靴磨きができる!!
最後にの気づきのシェアでも、
「ワークも含めて、ロジカルに説明をしてもらうと、とてもわかりやすくて、ハードルが下がる」という声がありました。
今回は、『ロジかわ女子10のクエスチョン』も盛り込んで講義をしてくださったので、なおさらですね。
智子先生、どうもありがとうございました!
では、お次はお楽しみ懇親会です。
乾杯のご挨拶は引き続き、講師を務めてくださいました智子さん。
今後のさらなるロジかわの発展を祈って、
「カンパ~イ!」
アリスアクアガーデンさんのボリューム満点フルコース、
ぜひ目でお楽しみください。
フリードリンクも充実です。
今回はプレモルを特別に出してくださいました!
▲トルティーヤ&生ハム
▲ブルケスッタ
▲タコとイカのマリネ
▲ウィンナー盛り合わせ
▲ムール貝
▲魚料理
▲肉料理(今回はなんと特別に黒毛和牛!!)
▲ペンネ
▲デザートプリン
次回のロジかわ会のご案内です。
また、当日会場へはこられないという方、ぜひZoomでご参加くださいね。
■定例会(昼の部)
日時:10/17(木)12:00~
講師:岩渕加奈子氏 (NLPマインドコーチ)
テーマ:「ロジカル×言葉のチカラ」
加奈子さんは、広告代理店から出版社そして商社を経て独立。
広告&メディアの経験を通じて「言葉のチカラ」を日々実感します。
今回は、コーチングのベースとして活用しているNLPの中から、
ビジネスにもプライベートにも役に立つ、言語系のスキルの一部をご紹介します。
■定例会(夜の部)
日時:10/10(木)19:00~
講師:中山由美子氏 (NPO法人日本BPW連合会副理事長)
テーマ:「ロジカル×無意識の偏見におけるジェンダー平等」
由美子さんは、大手化学会社に勤務され安全性研究に約30年従事にされ薬学博士号を取得。
後に人事部にてダイバーシティ推進リーダーを担っています。
現在、NPO法人日本BPW連合会副理事長ならびに東京クラブ会長を兼務されている由美子さんに、
「無意識の偏見におけるジェンダー平等」について解説していただきます。
来月も、多くの輝く女性にお会いできることを楽しみにしています!
(文責:菅 沙絵)