昨日は第35回ロジかわ会。(夜の定例会)
新しい方、浴衣姿の方、ともに3名いらした会場は、
梅雨入り前とは思えないクリーンで新鮮な空気に。
定例会では、【ロジカル×○○】で各分野のプロフェッショナルな方に
講師として登壇いただいています。
今回のテーマは「ロジカル×浴衣の選び方」。
講師は、ハンドメイド和装小物作家である岡田アサトさん。
日本の伝統着である和服を自分で着られるようになりたい、という思いが幼い頃からあり、
それを実現すべく着付けを習得されました。
難しそうに見えて実はシンプル。
それでいて他の人と被らないオンリーワンの着こなしができ、
普段着としても楽しめる着物は、知れば知るほど魅了されるのだとか。
そんな着物のある生活を、ロジカルにご提案くださいました!
テーマ「ロジカル×浴衣の選び方」
初めは恒例のアイスブレイクから。
「浴衣持ってますか?(持ってましたか?)どんな浴衣? 柄は?」
1分間で書き出してグループでシェア。
さてさて、60秒間思いを巡らせた結果……
……15年は着ていない。
そして実家のどこかで眠っているであろう過去の浴衣たちの柄も
まったく思い出せない……苦笑
ただ、色は紺と黄色だという記憶が。
なんだかとっても残念な自分に、シェアタイムも気が引けましたが、
意外や意外。
浴衣でいらした、なつむさん以外、みなさん同様でした。
(幼少時代に着た記憶しかない)
そんなものか~とちょっと安心?
まぁ過去は過去で、私はこの日をきっかけに浴衣デビューする気満々ですから、
気を取り直して講義に集中!
そもそも、浴衣って?
平安時代に貴族が入浴時に着ていた「湯帷子(ゆかたびら)」が起源だそう。
室町時代後期~江戸時代にかけて、湯上り着として流行したことから、
「浴衣は昼に着るのはおかしいのでは?」という人がいるようですが、
現代は夏のおしゃれ着として定番になっています。
アサト先生は、
【浴衣=Tシャツ+デニム or カジュアルワンピース】
こんな感覚で気軽に浴衣を楽しんでほしいとおっしゃっていました。
個人的に、めちゃくちゃハードルが高かった浴衣ですが、
この一言でずいぶんイメージが変わりましたね。
なんでも知らないと「思い込み」が激しくなるなぁ……と痛感&反省。
ではお楽しみワークにまいりましょう!
『浴衣を着て、どういう風な印象に見られたい?』
~思いつくまま、キーワードを10個以上は書き出しましょう!~
ここは2分。
発散することが大切ですからね。
とにかくたくさん書き出します。
・清楚
・さわやか
・女性らしい
・上品
・清潔
・聡明
・スタイリッシュ
・雰囲気がある
・色気がある
・かわいい
・綺麗
・かっこいい
・連れて歩きたい
・チャーミング
こんな感じ。
かわいい・綺麗・かっこいいって、
すべて違うような気もしますが……まぁいいか。
あらためてみると、
パートナーに「連れて歩きたい」とか思われたらうれしいなぁ~と思いますね。
さて、【発散】の後はみなさんご存知【収束】ですね。
どうやって収束させるの?
と思ったら、ちゃんとありました、分類が。
1)Tradisional(トラディショナル・古典)
2)Cute(キュート・かわいい)
3)Elegant(エレガント・上品な)
4)Dramatic(ドラマティック・個性的)
書き出したワードがどこに近いか? を分類します。
結果……
ほとんどが『エレガント・上品』に当てはまりました。
わたし、「エレガントだね」なんて言われたこと、生まれてこのかた一度もないですが、
(書いていて本気で悲しくなった)
相当エレガントに憧れているようです……。
ちなみに、ほとんどの人がエレガントでしたね。
アサト先生は、バリュエーション豊かな『ドラマティック』ね!
この夏、ぜったい誰かに「エレガントだね」と言わせてみせるぞ。
と気合を入れたところで、各分類の特徴をみていきましょう。
1)Tradisional(トラディショナル・古典)
素材・織り方:木綿、平織り(綿コーマ)、綿麻、絞り
柄:紫陽花、朝顔、金魚、トンボなど
色味:紺・白、1〜2色
着こなしスタイル:正統派の浴衣として、素足に下駄
おススメブランド:竺仙、源氏物語
2)Cute(キュート・かわいい)
素材・織り方:木綿、ポリエステル、平織
柄:洋花、フリル、レース、リボン、総柄
色味:暖色系、多色、パステルカラー
着こなしスタイル:シフォンの兵児帯をプラス、帯を盛る、華飾りなど
おススメブランド:TSUMORI CHISATO、ふりふ、MICO PARADE
3)Elegant(エレガント・上品な)
素材:木綿、綿麻、紅梅、高機能(ポリエステル)
柄:小花、麻の葉、幾何学、雪花、大きすぎない柄
色味:寒色系、3色以内
着こなしスタイル:
おススメブランド:なでしこ、トリエ
4)Dramatic(ドラマティック・個性的)
素材・織り方:高機能ポリエステル
柄:動物、無機質、車、星……
色味:多色、原色、メタリック、ラメ
着こなしスタイル:ダウンヘア、バッチ、スニーカー、洋服MIX
おススメブランド:RUMI ROCK、屋内商店
『ロジかわ女子流の着こなし』
その1●浴衣より帯を買うべし!
帯でガラッと雰囲気が変わる……ということで、
本日浴衣でご参加くださった、幡中なつむさんをモデルに、
さまざまな帯をお試し。
キュートななつむさんをぜひご堪能くださいませ。
まずは、今日いらしたなつむさんスタイル。
ここから帯を変えていきます!
ラスト、
あら? こちらはちょっぴりアンバランスなことに。
古典的な浴衣なので、帯がちょっと浮いちゃってます。
でもアサト先生の浴衣なら……
うん、バッチリ。
(リバーシブルですって)
どうですか?
帯でこんなにも印象が変わるなんて、正直想像超えてきませんでしたか?
帯ひとつで、雰囲気もガラリと変わりますから、
浴衣はエレガントでも、今日はキュートで攻めたいわ! なんてときには、
ぜひ帯でアレンジを。
ちなみに、浴衣の中から1色選ぶとまとまりがよく、
迷ったら「白(か青)」がおススメだとか。
その2●足元にこだわるべし!
「下駄は足が痛い……」そんなイメージを持っている人は私だけじゃないはず。
学生時代に花火大会で死にそうになった苦い記憶が……
理由としては、「鼻緒がゆるい or きつい」だそうですが、
そんなときは、専門店で「鼻緒の調整をしてもらう」ことが重要だそう。
というか、調整してもらえるんですね!
知らなくて損してることってホント多そうです……。
また、「素足だと痛い」の場合は、レース足袋や「こたび」がおススメだそうです。
その3●似合うと好きのバランスを考えるべし!
「似合う」は客観的、「好き」は主観的。
悲しいかな、似合うと好きが一緒とは限りません。
そんなときは、自分の中でバランスを考えましょう。
浴衣・帯・小物・ヘア&メイク……
すべてでコーディネイトは完成します。
“コケナイ”バランスを考えましょうね。
その4●日焼けに注意すべし!
首筋が開いているので、焼けます。
おっと、これは盲点!!
日焼け止め、日傘、帽子、ストール等は必須とのこと。
髪もアップすることが多いでしょうから、首筋は要注意ですね。
そして、最後はみなさんで気づき(決めたこと)のシェアです。
ロジかわらしく、ホールパート法で3つ発表。
私は、「エレガント」「挑戦」「実践」について決めました。(宣言)
1)エレガント
→ あらためて、エレガントという響きがぐっときたので、
この夏、エレガントな浴衣女性になります!
2)挑戦
→ 今回帯でここまで遊べるのか! という発見が大きかったので、
エレガントの中にも自分らしさを帯で演出します!
3)実践
→ とは言っても……なかなか腰が重い性分なので、タスク分解必須。
まずは、買いに行く……の前に、「浴衣を着て行きたい場所」を決めます!
みなさんからも、さまざまな気づき、宣言がありました。
小物はまったく意識していなかったから、これからは取り入れよう! とか、
好みだけじゃなく、似あうとのバランスをしっかり考えよう! とか、
考えてみたら浴衣って旅館で着てたね~なんて気づきを話してくれた人もいました。
たしかに、私もそれなら浴衣着てました!
気づきだけではなく、決めたことを宣言する、
これが本当に大切ですよね。
最後に、自分で浴衣着れないよぉ……という方(もちろん私も)
大丈夫!
Youtubeで覚えられます!!
アサト先生が断言してくださったので、
ぶきっちょな私でも……うん、きっと大丈夫。
ということで、今年の夏は浴衣着てどこにいこうかしら。
では、お次はお楽しみ懇親会です。
乾杯のご挨拶は僭越ながら私菅沙絵がさせていただきました。
そして6月6日、この日は記念すべきアサト先生のお誕生日!!
ということで、「おめでとう!」からのカンパ~イ!
ロジかわと言えば、マカロン。
お祝いのケーキ代わりにDALLOYAUのマカロンを配らせていただきました。
アリスアクアガーデンさんのボリューム満点フルコース、
ぜひ目でお楽しみください。
フリードリンクも充実です。
(日本酒「獺祭」まで飲み放題です!)
▲前菜
▲サラダ
▲ブルケスッタ
▲サラミ&チーズ
▲唐揚げ&フライドポテト&海老マヨ
▲魚料理
▲肉料理
▲ペンネ
▲デザートプリン
次回のロジかわ会のご案内です。
また、当日会場へはこられないという方、ぜひZoomでご参加くださいね。
■定例会(夜の部)
日時:7/9(火)19:00~
講師:”1万円台で叶うお洋服のフルオーダーメードサロン
「Fit Me Order made」オーナー。星田奈々子氏
テーマ:「ロジカルxツクル」
幼少期をギリシャで過ごし、高校3年間はオーストラリアへ単身留学。
慶應義塾大学を卒業後、1997年、(株)リクルートに入社。
「ゼクシィ」の新規事業を主に担当。
2006年、「Fit Me Order made」を創業。
当時としては珍しいスタイルながら、8年間、副業として事業を拡大。
「生地代・縫製代込みで1万円台のフルオーダーメード」は、
アパレル業界の常識を覆す事業モデルとして、数々のメディアに取り上げられる。
2014年、出産を機に「Fit Me」を本業に。
現在、東京・恵比寿にサロンを構え、4都市(東京・大阪・福岡・名古屋)と
Netでフルオーダーメード事業を展開。
来月も、多くの輝く女性にお会いできることを楽しみにしています!
(文責:菅 沙絵)