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「働く女性の学びに関する実態調査2025」結果発表

「働く女性の学びに関する実態調査2025」概要

調査目的 現在、働いている方の時間の使い方や工夫などを調査し、実態と課題を明らかにすること
対象者 現在、就業している女性
調査期間 2025年1月20日(月)~2025年2月20日(木)
実施団体 一般社団法人PAG ロジかわ会
調査手法 インターネット回答方式
有効回答数 261件
主な調査項目 「学んでいること」「学びの時間」「学びの手段」「学びの費用」「学びの目的」「モチベーションの維持」「会社の支援制度とその利用状況」など

「働く女性の学びに関する実態調査2025」主なトピックス

  • 働く女性の92.0%の人が何らかの学習をしており、働く女性の学習意欲は高い
  • 隙間時間を使って学習している人が最も多く、オンライン学習等を使った短時間で集中した学習スタイルが広がる
  • 学習内容は語学、ビジネススキル、趣味・教養など多岐にわたり、働く女性の学習ニーズが多様化している

基本属性(年代)

30~50歳代の働く女性がメインとなる

・男性および性別の無回答は無効とする
・回答が多い順は「40代」が34.5%、次に「30代」が23.0%である

基本属性(家族構成)

配偶者と子供と暮らしている女性が4割

・最も多い家族構成は、「配偶者と子供と同居」が37.1%、次に「一人暮らし」と「配偶者と同居」が20.6%である
・子育て世代の母数の回答が多いことがわかる

基本属性(子供の有無)

子供がいる人は、54.0%、2人の子供がいる家庭が最も多い

基本属性(子供の年齢)

未就学児の子供を持つ親の回答が最も多い

・子供の年齢が「未就学児」が33.9%で最も多く、次に「18歳以上」が24.4%である

基本属性(雇用形態)

働く女性の多くが長時間労働している

・就業形態は「フルタイム勤務」が73.5%で最も多い
・1日の労働時間は、8時間以上労働している人が46.3%である

平日と休日の学習時間

平日、休日のいずれも、学習時間の確保が難しい状況

・平日の学習時間は「1時間未満」が56.2%と最も多い

・休日の学習時間は「1~2時間」が32.2%が最も多く、次に「1時間未満」が30.9%である

学習時間の決め方

隙間時間を見つけて学習をしている人が最も多い

・「隙間時間を見つけて学習している」が最も多い
・決まった時間帯の学習をしている人は一定数いるが、隙間時間を見つけて学習している人よりは少ない

子供の有無に見る学びの時間の決め方

子育て中の女性は決まった時間に学習時間を確保するのが難しい

・子供がいる場合は、いつも決まった時間帯に学習している割合が低い

学習内容

92%の人が何らかの学習をしている

・どんなことを学んでいるかの質問に対して「自己啓発」が最も多く、次に「ビジネススキル」、次に「語学学習」である
・学習内容は幅広く分散されており、多岐にわたる

子供の有無による学習内容

働く女性全体として自身の成長やキャリアアップへの意識が高い

・上位の「自己啓発」や「ビジネススキル」は子どもがいる、いないで学ぶ比率はあまり変わらない
・子供がいる人は、「コミュニケーション」について学ぶ人が3番目に多い
・子供がいない人は、「語学学習」について学ぶ人が3番目に多い

学習内容ごとの隙間時間と決まった時間で学習している人の割合

どんな学習内容でも隙間時間に学習ができる

・ジャンル問わず全ての項目で隙間時間で学習していると回答している
・継続して学びが必要な資格取得や語学学習は、決まった学習時間の割合も高い

語学を学んでいる割合

語学学習は、20代、40代、50代に人気

・語学を学んでいる割合を年代別にみると、「20代」が30.8%、次に「40代」と「50代」が27.8%である
・30代は子育てや仕事で忙しい世代であり、継続して習得が必要になる語学学習は時間を割くのが難しい状況が考えられる

学習方法

書籍が最も多く、次いでオンラインで学習する方法が定着している

・どんな方法で学んでいるかの質問に対して「書籍」を利用した学びが最も多い

・「書籍」の次に、「オンライン動画学習」その次に「オンライン講座」の利用が多い

隙間時間に学んでいる人の学習方法

自分のペースで学べる方法を取り入れている

・「書籍」が最も多く、次に「オンライン動画学習」「オンライン講座」が多い
・通学型の講座や複数の人が集まった学びより、自分の隙間時間にあわせた手法を取り入れていることがわかる

年代別にみるオンライン学習の利用

オンライン学習はあらゆる年代の女性に普及している

・学習方法をオンラインとアナログに大別し、年代別に集計した結果、年代による大きな違いはみられない

年代別にみる書籍を利用した学習

若い世代は「書籍」で学習する割合が多い

・書籍で学習する割合は「30代」が71.7%で最も多く、次に「20代」が69.2%だった
・書籍は電子書籍の利用も考えられる

学習費用

年間にかけている学習費用は10万円以上が最も多い

・「10万円以上」35.2%と最も多く、次に「1万円未満」が24.8%が多い


学習内容ごとの学習費用の内訳

学習内容によってかかる費用が違う

・「ライティング」を学ぶ人は、5万円以上費用をかけている人が90%と最も割合が多い
・「ファッション」を学ぶ人は3万円未満の人が63.7%で費用をかけずに学んでいる

会社の制度(学習を補助する制度の有無)

学習を補助する制度がある会社は46.1%

・会社に学習を補助する制度があると答えた人は46.1%である
・そのうち制度を利用している人は58.5%である

会社の制度(学習を補助する制度の内容)

費用補助の制度利用が多い

・最も利用が多い回答は「資格取得補助制度」で、次にセミナー・研修参加補助制度である

学ぶきっかけ

「自己啓発」が最も多く、働く女性の学習意欲の高さがわかる

・学ぶきっかけは、「自己啓発(自身の成長、可能性を広げるためなど)」が最も多く、次に「スキルアップ(業務効率化、新しい業務にチャレンジするためなど)」である
・周囲の人や広告にすすめられて学びはじめることよりも、自ら学ぶ意欲が高いことがわかる

学ぶ理由

将来のために学ぶ人が多い

・誰のために学ぶかの問いには「将来の自分のため」が最も多く、次に「現在の自分のため」である
・自分のために学ぶ意欲が高く、将来に対する不安やキャリアアップへの意識の高さが示唆される

学習時間の確保の難しさ

7割の女性は学習時間の確保が難しいと感じている

・学習時間は充分に確保できているかの質問に対して、「やや難しい」が46.9%、次に「非常に難しい」が23.2%である
・長時間労働の女性が多いため、働く女性にとって学習時間の確保が課題である

子供の有無による学習時間確保の難しさ

子供がいる女性が、より学習時間確保の難しさを感じている

・子供がいる人は「やや難しい」が43.1%と最も多く、次に「非常に難しい」が32.5%と多い
・子供がいない人に比べて、子供がいる人が学習時間の確保に難しさを感じている人が高い

学習費用の負担の大きさ

半数の人が学習費用の負担を感じている

・学習費用の負担についての質問に対して「やや負担」と感じている人が36.0%で最も多い

モチベーション維持の難しさ

半数以上の人がモチベーション維持は難しいと感じている

・学習に対するモチベーション維持の難しさについて「やや難しい」が41.2%と最も多い

時間確保の難しさとモチベーション維持の関係

時間確保が難しい人ほど、モチベーション維持も難しい傾向

・時間確保が「やや難しい」かつモチベーション維持が「やや難しい」と答えた人が最も多い

調査項目

【Q1】家族構成について
【Q2】子供の有無
【Q3】現在の就労状況
【Q4】現在の就業形態
【Q5】週の勤務日数
【Q6】1日の労働時間
【Q7】どんなことを学んでいますか?(複数回答可)
【Q8】平日の学習時間
【Q9】休日の学習時間
【Q10】学習時間の決め方(複数回答可)
【Q11】どんな方法で学んでいますか?(複数回答可)
【Q12】1年間にかける学習費用
【Q13】会社にある学習の補助制度の有無
【Q14】制度の利用
【Q15】制度の内容(複数回答可)
【Q16】学ぶきっかけ(複数回答可)
【Q17】誰のために学んでいますか?(複数回答可)
【Q18】学習時間の確保の難しさ
【Q19】学習費用負担の大きさ
【Q20】モチベーション維持の難しさ
【Q21】性別
【Q22】住まい(都道府県)
【Q23】年齢
【Q24】名前
【Q25】メールアドレス

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住所:東京都渋谷区渋谷3丁目5番16号 渋谷三丁目スクエアビル2F
メール:logikawa@pag-presidents.jp
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